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臨死体験で聞いてきた内容をお伝えします! I will tell you what I have heard from the guardian spirit in a near-death experience! 我将告诉你我在近乎死亡的经历中从守护精神中听到了什么!

コロナウィルス対策! 傷寒論 漢方薬と鍼灸、ツボ押しで乗り越えよう!①桂枝湯証

漢方と鍼灸ウイルス対策

漢方で風邪と言えば、まず太陽病

漢方や鍼灸って風邪に効くんですか?

漢方学の半分以上は「風邪」の話と言っても過言ではありません
ようするに、今はやっている「ウイルス性疾患」は、昔も大変な脅威だったのです。
その対策方法は、漢方学の半分以上を占めるほど発達していたということです。
今回からは、「傷寒論」という風邪対策の古典をもとに、症状とそれに合った漢方薬、ツボを紹介します!

 そうなんですか。漢方薬って効かないイメージありますし、鍼灸は肩こりとか腰痛ってイメージです。

そんなことはありませんよ。 
漢方学では、「脈浮」「頭項強痛」「悪寒」の三つがそろうと「風邪をひいた」と考えます。

 

脈浮(みゃくふ)とは、手首の脈に触れるか触れないか程度でも脈を感じることが出来るということ

頭項強痛(ずこうこうつう)とは、頭痛や、首肩のこり

悪寒(おかん)とは、ゾクッと首元に寒気を感じることです。

 

この三つがそろうと「太陽病」といわれ、いわゆる「風邪をひいた」ことになります。

風邪っていえば、咳とか鼻水とか熱だと思ってましたけど。

漢方は未病と言って、病気になってしまう前に治すことが大事なので、肩こりや寒気など、風邪のひきはじめにまず着目してるんですね。

 しっとり汗の風邪のひきはじめは「桂枝湯証」

さらに、「自汗」「発熱」「悪風」「脈緩」があれば「桂枝湯証」あるいは「中風証」「表寒虚証」などと言われます。

 

自汗(じかん)とは、首元を触るとジトっと汗ばんでいること。そこまででなくても、汗をかいていてサラサラではないこと

発熱は、軽い発熱。

悪風(おふう)とは、風に当たるのが嫌なこと。

脈緩(みゃくかん)よとは、手首の脈が緩いこと。

これらの症状あれば、「桂枝湯」という漢方薬の適応症となります。

 

ウイルスの種類は問わないのが漢方

コロナウイルスにも効くんですか?

漢方学ですので、ウイルスの種類は問いません。通常、風邪は「アデノウイルス」「ライノウイルス」「コロナウイルス」など、200種類にも及ぶさまざまなウイルスによる「ウイルス性気管支炎」を指します。漢方は、こういったウイルスの種類は問わないので、症状が当てはまればすぐに予防できます

 

ゾクッと来たら対策を!

脈はどうやって診るんですか?

脈を診るのは、普通の人は難しいと思いますので、一番大事なのは「悪寒」「悪風」です。
ようするに、「ゾクッと寒気を感じた」なら、すぐに対策をとってください

ウイルス感染すると、どうして寒気を感じるんですか?

ウイルスという概念は漢方学にはありません
寒気を感じる理由は、風邪(ふうじゃ)という風の邪が、体表の衛気(えき)というバリアを破って身体に取り付いたことを意味します
そこで、この風の邪が体内に入らないよう、発汗して追い出す必要があるのです。

風の邪を追い出すのが桂枝湯なんですね? 

首回りや背中にしっとり汗をかいていて寒気がする場合の風の邪を追い出すのが桂枝湯です。 
「桂枝湯」には、桂枝、甘草、大棗、芍薬、生姜が含まれていて、軽い発汗を促して風の邪を追い出す働きがあります

 

ポイント:寒気がしたらすぐ対策!! 寒気があり、首回りがしっとり汗でサラサラでなければ桂枝湯!

上級パート 症状の理由

脈浮とは、体表にやって来た風邪を追い払おうと、体内のエネルギーである営気が、体表に上がってくるために脈が押し上げられることです。

頭項強痛とは、風邪が入ってくるポイントとなる首元に、防衛のために気が集まり、停滞することや、風邪が一緒に連れてくる寒邪によって凝滞(ぎゅと縮こまる)することによっておこる頭痛やこりのことです。

悪寒とは、首元に風邪や、風邪が一緒に連れてくる寒邪が当たって寒気がすることです。

自汗とは、体表にやって来た風邪が、風でバリアである衛気を吹き飛ばしてしまい、汗腺がじんわりと開いてしまうことで漏れでる汗のことです。

 悪風とは、風の邪が体に直接あたるので、風に当たるのが嫌な気分になることです。

脈緩とは、衛気という体表のバリアが破られることで、気が漏れてしまい、脈が緩んでしまうことです。

発熱は、風の邪と防衛の気がぶつかって戦うことで起こる熱で、この場合、バリアが破られているので戦力不足で発熱が強くは起こりません。

 

桂枝湯ってどんな薬? 対応するツボは?

桂枝湯は、軽い発汗を促して風の邪を追い出す薬です。

桂枝は、体中を温めて軽く発汗させる働きがあります。

対応するツボには、後谿-申脈、百会などがあります。

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後谿 小指の下、骨の際

 

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百会 頭真ん中で両耳と結んだところ

甘草は、 お腹の働きをよくして気を作り出します。

肺を潤して咳を止める働きもあります。

大棗にも、お腹の動きをよくする働きがあります。

生姜は、体を温めて風邪を追い出す働きがあり、胃を温めて吐き気を止めます。

これらに対応するツボは、足三里を使います。

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申脈(紫)外くるぶしの下 足三里(青)膝の下外側 三陰交(緑)うちくるぶしの指三本分上、骨の際 

芍薬には、体を潤す働きがあり、発汗したり、漏れ出てしまった気を補います。

 対応するツボは、三陰交です。

 

お家でできる対策

お家でできることはありますか?

とにかく、ゾクッとしたら首回りを温めること
手首の甲側から、腕の外側も冷えてますから、そこもしっかりと温めること
さらに暖かいものを摂取して、ジトっと汗をかくくらいに温まり、ぐっすり眠ること。
ポイントは、最初に寒気を感じたときに、すぐに対策をとることです!!

※汗のかきすぎに注意。ダラダラ流れるまでかくと、気が漏れたのち風邪が中まで入ってきます。

ツボは、指で押せばいいんですか?

ツボは、百会以外は強くは押さえず、ツボの周辺を蒸しタオルで温めるなど、軽めに温めるのがいいでしょう。

 

次回は麻黄湯証↓ インフルエンザ的なきつい風邪です。

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