9「幽霊ってなんなの?」
前回 パート⑧↓
幽霊ってなんなの?
このときに、幽霊についても詳しく聞きました。
幽霊とは「自分が死んだことに気づいていない霊」です。
もう一つは、「この世に執着している霊」です。
死んだことに気づいていないのであの世に「還れない」霊と、この世に未練があるので「還らない」霊が幽霊になります。
幽霊はどうすればあの世に還れるんですか?
死んだことに気づかない霊は、自分が死んだことに気づいて還ろうと思えば還ることができます。
この世に未練を残している霊は、そのまま悪霊となって憑依する場合があります。
たとえば、「ここは俺の家だ!」と土地に執着する場合、土地に憑依して地縛霊となりますし、「あいつだけは許さない」と特定の人物を呪っていると、その人のそばにいて病気や事故などの不幸を起こすことがあります。
幽霊になる原因は、一つ目は「欲」です。
「これは俺のだ!」と何かに執着しているとあの世へは還れません。
二つ目は「怒り」です。
人を恨んだり、どうしても許せないようなことがあると、この世に残って幽霊になってしまいます。
三つ目は「無知」です。
死んでも意識が残ることを知らずにいると、「死んだことに気づかない」ので、幽霊になってしまいます。
他にも、この世に未練を残すような強い「思い」を持っていると幽霊になってしまいます。
それは、「子どもが心配」とか「家族が心配」といった愛の心であっても免れることはできません。
残された人間は、残された人間で頑張るのが課題なので、未練を残さずあの世へ還ることが重要です。
子どもや家族を心配していると、あの世へ還れなくなってしまいます。
残された子どもや家族には、自分たちで幸せになる課題が与えられています。
心配して未練を残し、この世にとどまって幽霊になっても、何もできないどころか、子どもや家族の課題を邪魔することにしかなりません。
そのため、この世に未練を残さずに、まずあの世へ還ることが大切です。
天国に還ってからであれば、「縁故霊」や「指導霊」として、子どもや家族を見守ることもできるからです。
心霊動画、心霊写真、オーブ、ラップ音、ポルターガイストについて
最近では、YouTubeなどでも「心霊動画」がたくさん公開されています。
インチキもあるでしょうが、なかには本物もたくさんあります。
これらについて本当のところを見ていきましょう。
よく「幽霊はふざけると怒る」とか「怖い話に集まってくる」とか言いますが本当ですか?
これは一概には言えません。
幽霊といっても、人間と同じで、死んだことに気づかず、今まで通り生活している人なのです。
その際、生きている人は誰も自分に気づいてくれなくなったので、話もできないし、触れることもできないという状況です。
そのまま、自分の家にいることもあれば、あきらめてホームレスのようにトンネルや廃墟に移り住んだりします。
その理由は、幽霊と言えども、死んだことに気づいていないので雨や風は生前と同じように嫌ですし、寒さも暑さも感じるからです。
そのため、なるべく壁や屋根があるところに集まります。
ただ、ホームレスと同じで「なわばり」があり、喧嘩をしているようなこともあります。
こうしたことを踏まえて考えると、「肝試し」と称して生きている人間が自分の住処に入ってくるのは、非常に不快です。
これは幽霊でなくても、部屋で昼寝をしているときにズカズカと見知らぬ連中が土足で入ってくるようなものです。
なので、「恐い」と感じて隠れてしまう幽霊もいれば、攻撃的に「出ていけ!」と暴れる幽霊もいるわけです。
怖い話には集まりますか?
それはあり得ます。
ある程度幽霊経験が長いと、自分のことを話しているのではないかという期待もあり、「気づいてほしい」ということで集まります。
まだ、自分が幽霊だという自覚がない場合、生きている人間と同じように怖い話が聞きたいだけのこともあります。
このように、幽霊も基本的には生きている人間と同じなので、生きている人間が集まる場所には、幽霊も集まってきます。
実は、わざわざ人の少ない心霊スポットに行くよりは、人通りの多い都会の方が幽霊はたくさんいるのです。
幽霊の中には、生きている人間とは程遠い姿をしているものもいますよね?
心霊写真や動画に写っているものを見ると、人間ではないような不気味なものが多いですが。
幽霊は、肉体のないエネルギーです。
ですので、長い間たつと、自分の姿を保つことができなくなることもあり、いろいろな姿に変化していきます。
心霊写真などで、異様に背の高い幽霊が写っていたり、小さな幽霊が写るのはそのためです。
また、だんだん人間の姿をしなくなることもあり、猫、キツネ、蛇、あるいは顔だけになってみたり、妖怪のような姿になるものもいます。
交通事故や火事などで、死んだときの姿が焼き付いているような場合、そのグチャグチャの姿のままでいることもあります。
オーブ、ラップ音、ポルターガイストについてはどうですか?
参考(閲覧注意):海外のオフィスの防犯カメラに映ったポルターガイスト↓
オーブとは、心霊写真や動画に写る、光の玉ですね。
幽霊はエネルギーなので、写真に写ったり、モノを動かしたりすることはできません。
ただ、そのエネルギーは「思い」なので、ものすごく強い思いを発している幽霊であれば、その姿が写真に写ったり、モノを動かしたりすることがあります。
思いが強ければ、はっきりと姿が映ることもありますし、それほどでなければオーブのように昔は「火の玉」と呼ばれたものとして写ることもあります。
「思い」が強ければ、ラップ音のように音を鳴らすこともできますし、ポルターガイストのようにモノを動かすこともできます。
ただし、このような現象が起こるということは、かなり「強い思い」を持った幽霊がいるということです。
その「強い思い」は、たいていネガティブなものが多いので、あまり関わらない方がいいことには違いありません。
また、「ゴミ屋敷」のようにゴミだらけになっている家なども、悪霊の住処となっていることがほとんどです。
ポイント③:幽霊は死んだことに気づいてない人かこの世に未練のある人
幽霊には関わらない方がいい
幽霊って本当にいるんですか?!
いるよ。
これは私も何回も見たことあるし。
マジ?!
うん。
えぇ、もうマジでそんな話聞きたくないですよ~。
でも、自分が「幸せ」で「明るく」「楽しく」してれば寄ってこないよ。
あ、明かるく! 楽しく!
冷や汗かいとるやんけ。
つづく
次回 パート⑩↓