2-9「付き合うのは「気の合う人」だけでいい?!」
前回 パート2-8↓
- 付き合うのは「気の合う人」だけでいい?!
- 人と付き合うとは、相手を幸せにするということ
- そもそも何を話していいかさえわからない?!
- 時間を守る。相手の気持ちになる
- 人がストレスを感じるのは「拒否、否定」されたとき
- 相手を理解して受け入れること
- どうしても気の合わない人とは付き合わない
- 人付き合いの三つのパターン
付き合うのは「気の合う人」だけでいい?!
人間関係は本当に面倒で疲れます。
いい付き合い方ってありますか?
あります。
自分に引き寄せられてくる人と仲良くすることが大事ですね。
それは、すなわち、「気の合うものと付き合っていればそれでいい」ということです。
自分が「この人とは合わないな」という人とは付き合わなくていいということですかね?
それならだいぶ気が楽になりますね。
そういうことです。
そこで問題なのが断る勇気ですね。
紹介された場合などは、なかなか気まずいかもしれませんが、「気が合わない」と思ったらきちんと断っておくことです。
ポイント①:人付き合いは気の合う人とだけでいい
これは「なるほど」ですね。
飲み会とか誘われても、行きたくないときってあるんですよねぇ。
てゆーか、たいていそうなんですよねぇ。
気の合う子だけでいいなら、かなり楽ですね。
まぁ、嫌々行った飲み会で新しい出会いがあることも事実やけどね。
付き合いは気の合う人だけでええねんて。
人と付き合うとは、相手を幸せにするということ
気が合うなと思った場合の付き合い方はどうすればいいでしょうか。
気が合うなと思っても、その良好な関係を持続できるかどうかが不安なことがあります。
そうですね。
人と付き合うということは、「相手を幸せにする」ということです。
仕事で付き合う場合でもそうです。
「自分も幸せになり、相手も幸せにする」ということが大切。
これを「win-win」といいますよね。
こうした関係であれば、長く良好に付き合えます。
問題は、「借りっぱなし」だったり「もらいっぱなし」だったとき、罪悪感などから良好に付き合えなくなります。
ポイント②:人付き合いは「相手をいい気分にすること」
てことは、自分がいい気分でも、相手はどう思ってるかわからないってことですよね?
そらそうやろ。
てことは、自分は気が合うと思ってても、相手はそう思ってない場合もあるってことですよね?
そういうこともあるかもね。
でも、そういう場合は長い付き合いはできんもんで、それとなく断られることが増えていくよ。
そうかも。
ちょっと怖くなってきた。
別に、こっちが気を使わなくても「いい気分」でいてくれるのが気の合う相手やと思うけど?
そうか。
そもそも何を話していいかさえわからない?!
そもそも、人と話をするときに「何を話していいかわからない」ということがたくさんあります。
そこで会話が成り立たずに気まずい思いをすることもあります。
そうしたとき、どうすればいいでしょうね。
会話の基本は「聞く」ということです。
なんでもいいので聞いていくこと。
「好きな食べ物は何ですか?」
「好きな音楽ななんですか?」
「最近はまっているものは?」
「これだけは誰にも負けないってことはなんですか?」
など、とにかく聞くこと。これが会話を成り立たせるコツです。
若い頃は、こういう会話が大嫌いでした。
とくに聞きたくもないことを社交辞令で聞くようで……
そうではないんです。
人を幸せにするということは、人を愛するということです。
人を愛するということは、人を理解するということです。
人を理解するということは、相手を知るということで、そのためには、何もかも聞き出さなくてはいけないんです。
これは会話の基本ですが、愛の基本でもあるのですよ。
ポイント③:相手を理解するために、会話は「聞く」ことが大切
女の子はこんなこと気にせーへんのとちゃう?
そうですね~。
話すこといっぱいありますもんね。
そうやんなぁ。
このまえ、仕事で外出したら、主婦の方がおしゃべりされてて、一仕事終えて帰ってきたとき、まだ同じ場所でしゃべってはった。
主婦スゲーな!
でも、会話がない夫婦には、「自分の話したいことを優先する主婦」と「興味のある話しか聞きたくない夫」の構図がある。
それ、あるあるですね。
だから、主婦はなるべく「夫の関心のある話題」から入るのがいいし、夫は「興味のない話も聞く姿勢」が大切。
これが相手を幸せにするってことやね。
具体的に聞くと、「そんなこと?!」って話ですね。
これが超重要なんやけどね。
時間を守る。相手の気持ちになる
それ以外にも、いくつかおさえておかなければいけないことがあります。
それは、「時間を守ること」「相手の気持ちを考えること」です。
相手の気持ちを考えると、時間は絶対守ります。
相手の気持ちを考えると、ほったらかしにはできません。
メールを返さなかったり、留守番電話の返事をしないことは、これは人と付き合う上では絶対にやってはいけないことです。
すぐに返してください。相手が「気の合わない人」であっても、きちんと断っていないなら、返事をしておくべきです。
「大変申し訳ないのですが、仕事が立て込んでいますので、お返事できません」など、きちんとお断りしておくことが重要です。
どうしてだか、ほったらかしにしてしまうことがよくあります。
恐いんですよね。
人と関わるのが恐いという人は、たくさんいると思いますが、そういう人ほど、きちんと返事をする癖をつけておくことです。
とくに、気の合わない人に対しては「すぐに断る癖」をつけましょう。
ポイント④:相手の気持ちを考えると、時間は守るし返事はすぐする
これわかるぅ~。
嫌なメールほど後回しにするんですよねぇ。
家族とか身近な人やと「ちょっと遅れてもいいか」って思うし。
相手が気の合わない人であればあるほど、すぐに返信しておくべきやね。
人がストレスを感じるのは「拒否、否定」されたとき
そもそも、人がストレスを感じるのは、拒否や否定をされたときです。
そして、自分が拒否や否定すると相手にもされるということです。
ようするに、自分が拒否、否定されたということは、自分も相手を拒否、否定している可能性があるということです。
人は、ちょっと目をそらされただけでも「あ、拒否された」と潜在意識で感じます。
なにかをしながら話を聞いているような場合でも、「私の話聞いてくれていない!」と拒否された気になります。
順番を抜かされるような場合でも、「自分を否定された」という気持ちを強くいだくのです。
こうした「拒否」「否定」を受けないようにするには、まず、自分が相手を「拒否」「否定」しないことがとても重要です。
これは、引き寄せの法則という意味でもそうですし、相手をいい気分にするという意味でもそうです。
「拒否」「否定」されると、必ず嫌な気分になるからです。
本当に相手を理解しておくことや、どうしたら嫌な気分になるかということを知っていないといけないんですね。
子どもが非行に走るとか、高齢者の認知症なども、「拒否」「否定」が原因です。
相手を心から受け入れて、誠実に向き合うことが解決につながります。
ポイント⑤:相手を「拒否」「否定」しない
これも言われてみるとわかります。
コンビニで順番待ちしてて、抜かされたりすると、めちゃくちゃ腹立ちますもんね。
あれも、「自分を否定された」ってことですよね。
そういうこと。
実際、そんなことっていくらでもあるんやわ。
煽り運転なんかもそれが原因やね。
「俺が走ってんのに抜きやがって」とか「トロトロ運転しやがって」とか、結局、自分を否定されたり、存在を拒否されたと感じることが原因。
相手を理解して受け入れること
相手を受け入れることが大切です。
さっきも例を出しましたが、「靴下、こんなところに脱ぎっぱなしにしないで!」と奥様に叱られることはどこにでもあることです。
そこで「いいだろ! 仕事で疲れてるんだから!」と相手を否定しては、必ずケンカになるのです。
その後、疲れているのにケンカをしないといけなくなります。
「ごめん。じゃあ、どこにおけばいい?」と相手の意見を受け入れるだけで、ケンカを回避することができます。
受け入れがたい要求でも、まず相手の意見を認めたうえで自分の意見を言うということでしたよね。
そうです。
靴下の例でいうなら「脱いだ靴下をここに脱ぎっぱなしにするのは良くないと思うけど、その代わりここにカゴを置いたらどうかな?」と、相手を受け入れたのちに自分の意見を言ってみるということですね。
ポイント⑥:まず、相手を受け入れる
なるほどね~。
この章が一番納得いきます。
そんなんゆーなや。
どうしても気の合わない人とは付き合わない
相手を受け入れても、どうしても折り合いがつかないことはありますよね。
そうですね。
そういう気の合わない人とはなるべく関わらないことです。
人付き合いのパターンには、なんの努力もしなくても気の合う人、努力すれば気の合う人、努力しても気が合わない人がいるものです。
この「努力しても気が合わない人」には、なるべく近づかない方がいいのです。
職場でも、学校でも、「この人だけはどう頑張っても気が合わない」という人はいるものです。
そうした人には、なるべく必要以上に関わらないこと。
関わると、十中八九トラブルになります。
ただし、本当に面白いのはこういう「気の合わない人」との付き合いなんですけどね。
嫁と姑など、どうしても「気の合わない人」と付き合う必要がある場合は、その人こそ「自分が幸せにするべき人」なんだと思うことです。
その上で、相手の欠点を否定するのではなく、受け入れること。
できるだけ相手の長所をよく見るということが大切です。
こういう人ほど、「少しでもいい気分になってもらおう」と丁寧に対応し、必要最小限に抑えるということですね。
ポイント⑦:どうしても気の合わない人とはなるべく関わらない
関わる必要がある場合は、長所をよく見る
必要最低限でも嫌ですけどね。
それでも、本来は自分が幸せにするべき人なんやで。
せやから、長所を見つけて、ちょっとでも「理解する」努力をしなあかんね。
そうしたら、必要最低限くらいは耐えられるようになるし、ギャップを発見すると、逆にその人に興味が出ることもあるからね。
興味なんか持ちたくないです!
……^^;
人付き合いの三つのパターン
人との付き合い方には三つのパターンがあります。
1つが、「なんの努力もなしで、本当に気が合う人」です。
力を抜いて接していても、お互い理解し合えるような人ですね。
もう一つが、「努力すれば気が合う人」です。
力を抜いては話せないけど、努力すれば友達になれる人ですね。
最後が、「努力してもどうしても気が合わない人」です。
これは、上司や同僚にそういう人がいると、職場がとてもストレスになりますよね。
まったく話の合わない人です。
1つ目、2つ目であれば、努力して付き合うことが大切ですが、3つ目に関しては、関わらないことです。
どうしても仕事で話さなければいけないという以外は、あいさつ程度にしておくことです。
たとえ親切でも、この3つ目の人にはしてはいけません。
こうした方には、必ず仇で返されます。
日本の人口は1億2千万人ですから、親切にするべき人は他にもたくさんいます。
ただし、意地悪してはいけません。
どうしても関わらなければいけないときは、「この人こそ私が親切にするべき相手だ」と思って心から親切に接することです。
実際、その人は本当にあなたが親切にするべき人なのです。
ただ、今の「智慧」では、うまくできないだけなのです。
そういう人ほど、あなたの本気度をよく見ています。
少しでも「見返りを求める心」があると、敏感に察知します。
「なにかウラがあるんじゃないか」と勘繰ります。
なので、心から接することが重要です。
ただ、その人を幸せな気分にすることだけを考えることです。
ポイント⑧:人付き合いの三つのパターン
①「なんの努力もなしで、本当に気が合う人」この人と付き合う
②「努力すれば気が合う人」この人とは付き合ってもいい
③「努力してもどうしても気が合わない人」この人とはなるべく関わらない
いろいろなことを聞いてきましたけど、いまいち「できる気」がしないです。
^^;
この世の生活は、本当に厳しいんですね。
なんか、もうやっていく自信がありません:;
まぁまぁ。
なにが無理なん?
だって、結局、収入増やせとか、欲しいもの買えとか、食べ過ぎるなとか、運動しろとか、「できたらやってるって!」ってことばっかりですし、そもそも「できない」から罪悪感に苛まれてるんですよぉ!
確かに、苦しみも悲しみもある世界で、そうした環境の中でも幸せになれと言われても、「できそうもないや」とがっかりする人もいると思います。
そこで、今まで学んできたことを簡単にできる方法を見ていきましょか。
そんな方法があるんですか?!
つづく
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