5「他人事じゃない?! 臨死体験は夢なのか?!」
前回 パート④↓
臨死体験ってなに? 夢とは違うの?
臨死体験とは、あの世の世界を見て戻ってくるという不思議な現象です。
ただ、心停止をしたあと、回復した人の18%もの人が臨死体験をしているという報告もあります。
インペリアル・ロンドン・カレッジという研究機関の最新の結果では、ジメチルトリプタミンという幻覚剤を摂取すると臨死体験によく似た幻覚を見ることが可能であるとされています。
また、側頭葉のある部位に電気刺激を送ると、同じように臨死体験のような幻覚を見ることがあるという報告もあり、脳が起こしている幻覚なのではないかというのが最新の情報です。
これに対し、脳神経外科医であるエベン・アレグザンダー医師は、自ら臨死体験を経験しています。
その体験の中で、見知らぬ女性に「まだこちらへ来てはいけません」と帰るように促されます。
それが子どものころに生き別れ、先に他界して会ったことも見たこともなかった妹だったと、戻ってから発覚するのです。
また、エベン医師は、自らの職業上の知識を活かし、自分が臨死体験したときのデータをくまなく解析します。
すると、自分が臨死体験をしたのは、完全に脳が停止している状態で、「幻覚」さえ見ることができないはずだとわかったのです。
私が体験した内容は、幻覚かどうかを実証することはできません。
私の場合は「心停止」もしていませんでしたので、脳も正常に機能していたと思います。
ただ、その内容は「夢」や「幻覚」と片付けるには驚愕の内容だったのです。
それでは、その時の出来事を一緒に体験していきましょう!
私もその時は、今のポン子さんと同じように人生のどん底にいたような気分やったね。
それで自殺を試みたわけですが、今考えると本当にバカなことしたなぁと思います。
自殺なんか恐くて絶対できませんけどね。
普通はそう思うわなぁ。
睡眠薬飲んだんでしょ?
よく生きてましたね。
ホンマですよ。
完全に致死量超えてましたから。
死んでてもおかしくなかったんですが、というか、生きてるのが不思議なんですが、その時にいろいろなことを見て、いろいろなことを聞いてきました。
いや、何回聞いても信じられませんよ。
それでは、当時の状況を再現していきたいと思います。
薬を飲んで眠くなり、気が付くと、一面黄金の雲海の上に寝ころんでいました。
信じられませんけど、雲の上に寝ころぶって憧れますね!
どんな感じ?
そうやね~、布団とかそういう感触ではなく、水に浮いているような感じに近いですかね。
めちゃくちゃ気持ちよかったですよ。
それは私も体験したいなぁ。
空も雲も黄金に輝いていました。
例えるなら、富士山からご来光を眺めるような景色を1000倍ぐらい美しくした感じ。
それだけで感動して涙が出そうなくらいですわ。
あぁ、なんとなくイメージできますね。
身体は「ガソリン満タンの自動車」って感じで、元気がみなぎっていて、心はこれ以上ないくらい満たされています。
本当に、何もかもが満たされてものすごい幸福感で一杯。悩みも不安もなく、今まで苦しんでいたすべてのことがバカバカしく思えます。
それどころか、自分はなんて幸せなんだろうという嬉しい気持ちが溢れてきます。
どういうわけか、意味もなく「ありがたい」という心が湧き上がってきます。
自分が、なにかとてつもなく大きなエネルギー源に繋がっていて、そこから絶えず給油されているような感覚で、そのエネルギー源に対しての感謝の心が溢れてくるのです。
ふ~ん。
そんな感じなら行って癒されたい気もしますね。
つづく
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