2-1「人生はボクシング! 選手が自分でセコンドが守護霊?!」
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人生はボクシング! 選手が自分でセコンドが守護霊?!
どうすれば幸せになれるのか?
先生、ここまでの話で私のためになることはほとんどなかったんですけどっ。
私の悩みは、あの世なんかどうでもいいんですよぉ。
この世の問題なんです!
早く借金返してしまいたいし、心も体も元気になって仕事もバリバリ成功したい!
それに新しい彼氏つくって幸せになれたら最高じゃないですかぁ?!
そういう話が聞きたいんですよ!
そうやんなぁ。
私はどうすればいんですかっ!
たしかに、あの世はありますし、守護霊もいるんですが、この地上でのことはすべて自分に委ねられています。
なので、自分で何とかしないといけない面があります。
そもそも、あの世があって、神様とか守護霊がいるんなら、なんで私はこんなにつらい目にあってるんですか!
神様がいるんなら、苦しいことも悲しいことも、嫌なこと全部作らなきゃよかったじゃないですか!
それが天国ですね。
神様は、もともと天国しか用意してなかったんですよ。
じゃあなんで私たちはこの世に生まれて苦しい目にあってるんですか?!
人間がそれを望んだからです。
人間というのは厄介なもので、ゲームをしていても、簡単すぎると飽きてしまうんですよね。
自分の実力より少し上くらいのレベルだと、ちょうど面白いと感じるんです。
なので、人生はすべて「自分の実力より少し上」くらいのレベルに設定されています。
実際はかなり難しく感じますけどっ。
だいたい、守護霊は何してるんですか?!
守護霊がいるなら、どうして守ってくれないんですか?!
そのあたりも聞いてあるので見てみましょうか。
人生は公式試合。守護霊たちとはチーム。選手は自分。
さぁ、もういいだろう。
地上の世界に帰りなさい。
帰って、やるべきことをしなさい。
嫌ですよ〜
帰ってどうしろって言うんですか?
地上の世界は問題だらけです。
お金を稼がないと生きていけないし、ちょっと無理すると身体を壊す。
恋愛で失敗して自殺まで考えるし、人間関係も大変です。
やりたいことでは生きていけないし、そんな状況でどうやって「いい気分」でいればいいんですか?
では、地上での生き方を説明してやろう。
まず、人生というのは「ボクシング」と同じです。
地上というリングで戦うのはあくまでも自分自身。
守護霊はセコンドのようなもので、アドバイスを叫び続けていても、ほとんど本人には届きません。
守護霊がいるのに人生がうまくいかないのはこのためです。
じゃあ守護霊なんか意味ないじゃないですか!
それでも地上の人間一人に、一人以上の守護霊がついていて、セコンドのように毎日アドバイスを叫び続けています。
守護霊は一人でない場合もあるので、チームですね。
本人に聞こえてないのに意味あるんですか?
じゃあ、ボクシングのセコンドには意味がないと思う?
試合してたら、ほとんどセコンドの声なんか聞こえないよね。
……それは、あると思います。
本人がちゃんとアドバイスを聞くとか、普段から信頼関係を築くとか、コミュニケーションがあっての話ですけど……
そうですよね。
もっというなら、試合中でも余裕をもってセコンドのアドバイスを聞こうとできているかどうかですね。
ましてや、セコンドそのものがいることを知らない人には、まったく意味がなくなってしまいますよね。
そうですね。
ただ、地上での生活はリングの上なので、どうしても本人に委ねられているという面はあります。
守護霊がインスピレーションやおみくじなんかで、なんとか作戦を示しても、本人は自我力になって一人で戦っているつもりだから、なかなかうまくいかないんですね。
守護霊なんか信じていない人がほとんどですからね。
結局、リングの上で相手と戦うのは選手ですから、いくらセコンドがベテランでも、セコンドが相手を倒すわけにも試合にしゃしゃり出るわけにもいかないんですよ。
あくまでも、この世に生きているのは自分だということですね。
守護霊は、セコンドのようにリングの外からアドバイスする程度になります。
そこで、アドバイスをきちんと聞けるかどうかが非常に重要な部分になるんですが、その話はあとにして、まずは「ボクシング」のルールの部分、「地上の生活の仕方」について説明しておきましょう。
つづく
次回 パート2-2
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